お陰様で本年創業43周年を迎えることが出来ました。
そして私にとって本紙面掲載が代表取締役としての最後の機会となりました。
創業43周年を迎えるに当たって、過去を振り返りますと、こんなにも素晴らしい会社となり、また、個人としても、全く知り合いもいない環境の中でこんなにも素晴らしい沢山の友人・知人を得る事が出来たことは考えもしない予想外のうれしい出来事でした。今までに出会ったすべての方々には感謝の言葉もありません。誠にありがとうございました。そして、私は今、卒業を迎えることの幸せを噛みしめております。
思えば、43年前に脱サラして、前職とは全く異なる業種のこの保険業界に入り、ただひたすらに、干支の猪のように猪突猛進、真っ直ぐに進んでまいりました。
私は、余程ついているのか、お客さまに恵まれ、保険会社に恵まれ、社員にも恵まれ努力以上の成果がエンドレスに続いたように思います。むろん、私自身の心と身体の健康にも恵まれたことは言うまでもありません。私は困難な時も常に明るく前向きに良い方に捉えて考えるように社員にも常々言っておりますが、私自身もそう考えるよう努めてまいりました。
ただ、現状の保険業界をみますと日銀のマイナス金利による保険会社の資産運用の厳しさ、社会における急激な少子高齢化などによる日本国内の市場環境の変化の厳しさ。また、一方では金融庁の体制整備による代理店の責任の有り方が問われ、お客様目線に合わせた代理店経営が出来ていなければ、この厳しい環境では生き残れないと思います。投資が出来ない代理店は5年以内に相当数、淘汰されると思います。
そのような中で、今春、代表権を専務に後継することは、結果、新しい時代に対応することになったと思います。
42年間の私の責任者としての役割は終了することになりますが、私は、次の時代の代表が前記のような環境を踏まえて、新しい時代に相応しい体制整備、社員の目標や夢、地域のお客様のお声にお応え出来るような代理店経営に努める事で、未来永劫にこの地域で役割を果たし続けることを望んでいます。それが、正に、保険代理店の使命ではないかと思います。
私達は、若い世代を中心に弾力的な発想で、これからも続く厳しい時代を乗り越えて行こうと思います。今後とも社員一丸となって日々精進していく所存ですので引き続きご愛顧ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
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